今回は手ぬぐいの産地、大阪の堺市で作られる手ぬぐいブランド「hirali（ひらり）」をご紹介します。作っているのは昭和38年創業の竹野染工。ロール捺染（なっせん）という技術を用いて手ぬぐいや浴衣を製造している老舗メーカーです。

昔から育まれてきた技術を元に全国でも唯一、手ぬぐいの両面染色という加工を開発しhiraliの商品が生まれました。裏表の染め分けをし、日本の季語をモチーフとした季節の色合いをつけ、これまでにはない新しい手ぬぐいの形を楽しむことが出来ます。両面を彩る優しい色柄は手ぬぐいというより一枚のアート作品のよう。思わず目を奪われてしまいます。

hiraliの手ぬぐいは、肌ざわりのよい「上文（じょうぶん）」という生地を使用しています。吸水性に優れ、使い込むほどに柔らかな風合いになるのも特徴のひとつ。使うごとに柔らかさを増していき、自分の手になじんでいきます。

また、天然のUV効果もあり、春から秋にかけてのファッションにも取り入れていただけます。手ぬぐいの上級者の方は加工し、ランチョンマットやバッグなど形を変えて楽しまれる方も多いようです。職人の技術が詰まった一枚を大切に、何通りにも楽しみたいですね。

大和屋家具店では10柄ほど店頭で手に取って見て頂けるよう展示販売しております。ぜひお手にとって優しい色合いと柔らかな質感をお試しください。