家具の読み物
家具の選び方

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家具の選び方

直観的な椅子の選び方。

大和屋家具店の井上です。椅子を直感で選ぶ。皆さんも、今までで一度や二度は直感で何かを選んだ事があるのではないでしょうか。「いや常に直感です!」と言った直感力に長けた人も居ますよね。メーカーなど人間工学を用いて、論理的な椅子の選びからを説明をする事がありますが、ここではちょっと視点を変えて、直感的に選ぶとはどんな感じなのか考えたいと思います。

 

実際に私が接客する時は、多くの椅子の中から一脚を選んで頂く訳ですから、いろいろお話ししていただく中で、最初はみなさんの直感に注意しています。そうしないとなかなか絞りきれませんしね。出来れば値段などの論理思考はOFFにして、最初は自由にこれ有りこれ無し、みたいな感じで楽しんで選んで貰えればと思います。もちろん予算は大事ですので、数字の計算は後からちゃんと考えます。結果その方が、購入後の満足度が上がると感じていますので。

 

直感的な選び方は、論理的情報を出来るだけ気にせず、基本好きに選んで頂きたくのが重要です。ただ直感がない方はいませんが、普段日常生活で使うことも少ないので、多くの方は使い慣れていないと思います。よく言われる練習方法で、飲食店の注文を、メニュー見て3秒以内に決めるなどがありますが、やってみて私は無理でしたね〜。変わった料理とか、いろいろ食べたくなってしまうので、いつまでもメニューと睨めっこしています。前菜盛り合わせなど、アソートメニューがあった場合は早いですよ。

 

そんな直感力の無い私でも、感覚的価値観が大きく変わったイベントがあります。どうしても体験したくて10年程前に友人を誘って、東京の外苑前会場にその為だけに行きました。

純度100%の暗闇の中で体験するエンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。五感の中でも視覚は、普段私たちが7、8割を頼っている感覚です。それを強制的に効かなくする事で見えてくる世界感。興味のある方は是非体験をおすすめします。

 

目をつぶって椅子に座る訳では無いですが、肌感覚は意外と自分にとって正しい事の方が多いと思います。椅子の合う合わないの感覚の一つに、座り方が背中で座る人と腰で座る人に別れますので、色々な椅子で体感してみてください。

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