家具の読み物
家具の選び方

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水面に浮くような寝心地。

大和屋家具店の井上です。今回はゲルテックスのウレタンマットレスのご紹介ですが、商品の説明はメーカーサイトを見て頂くと詳しく載っていますので、ここでは数あるマットレスの中から、なぜ私たちがはこの商品をセレクトしたのかについてお話したいと思います。

 

まずマットレスの種類ですが大きく分けて以下の3タイプあります。

1.スプリングマットレス(国内で最も普及しているタイプ。コイルスプリングなど。)

2.ウレタンマットレス (素材がウレタンで、金属スプリングなどが入っていない。)

3.ラテックスマットレス(素材がゴムで、天然ゴムと合成ゴムの製品がある。)

 

今回のウレタンマットレスに次回のラテックスマットレスと、大和屋寝具紹介からスプリングマットレスを外した理由ですが(展示取り扱いはございます)、寝心地や耐久性に大きく関係するのは、体と接しているマットレスの上層部分だと考え、その点で見ると、スプリングマットレスの上層部分にはウレタンもしくはラテックスが使われていて、価格帯の違いでここの品質も変わっています。

それとリサイクル性など環境にやさしいかどうかです。21世紀はサステナビリティが問われる時代となり、個人も企業もこれを無視する事は難しくなっていくと思われます。

現状スプリングタイプにも良い製品は多々ありますが、この2点からウレタンとラテックスを追求している製品に絞らせていただきました。

 

 

さて大和屋家具がセレクトしているゲルテックスですが、ウレタンマットレスにも正直良い製品が色々ありまして、皆様も高反発や低反発など一度は聞いたことがあるかと思います。それぞれのメーカーが素材の開発にしのぎを削り活気のある市場となっていますが、選び方は質の良い睡眠に必要な要素を知り、それに合わせてシンプルに素材のメリットデメリットを比較検討する事で決定しました。

質の良い睡眠を実現するためには、優れた体圧分散性と自然な寝返りによる正しい寝姿勢が必要です。正しい寝姿勢とは、仰向け・横向き・うつ伏せと、どの姿勢になっても背骨のラインが首から腰にかけて真っ直ぐな、立っている時と同じような姿勢をイメージしてください。これに睡眠時の湿度と温度を適切に保つ通気性も大切な要素です。

そして10年以上使用しても、質の良い眠りが損なわれない事。また洗えるといった清潔さを保てるのも重要と考えました。

 

 

分かり易くセレクトポイントを箇条書きにしますと。

優れた体圧分散性。

正しい寝姿勢。

快適な通気性。

耐久性。

清潔性。

 

以上5項目でゲルテックスは優秀です。

一般にウレタンのデメリットは、耐久性が無いのと通気性が悪い事です。耐久性を上げようときめを細かく高密度にすると、通気性が悪くなります。通気性が良い製品はキメも荒いので耐久性が下がります。

この素材自体の問題を、ジェルとウレタンをミックスする事で、現状唯一克服しているのがドイツのシェララフィア社が作るゲルテックスです。

実は私も他のスタッフも旧モデルですが個人的に購入して、何年も実際に使っているユーザーです。接客では、マットレスを体感して頂きながらそんなお話もできればと思っています。

 

マットレスを置いた状態で、カバー上面が外せて洗えます。

マットレスを置いた状態で、カバー上面が外せて洗えます。

軽く持ち上げれる為、カバーに持ち手も付いています。

軽く持ち上げれる為、カバーに持ち手も付いています。

マクラの中身もゲルテックスウレタンチップ。

マクラの中身もゲルテックスウレタンチップ。
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