家具の読み物
家具の選び方

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ラグのある生活

こんにちは大和屋家具店の岡井です。

最近寒くなってきたので私の夜の過ごし方が変わってまいりました。

家事を終え、飲み物を片手にソファ前に引いてあるウールラグに座り、ソファを背にもたれるからの寝転ぶ。冬の私は夜になるとダメ人間です。家族もあきれているでしょう。

私の家には床暖房は入っていないので10月を過ぎるとホットカーペットをウールラグの下に忍ばせます。適度に温められたラグの上は天国のよう。

ウール糸はウェーブがかかっているのでそこに空気を閉じ込め温かさを逃がしません。

ふんわり温かです。これは化繊との大きな違いだと思います。

ウール大好きな私はブランケットやクッションカバーもウールで冬は羊まみれの生活です。

 

天然素材をこよなく愛している大和屋家具店のスタッフ全員の家にウールラグはあります。

みんな大満足のお気に入り。

夏にも勿論ウールラグを引いて今度は冷たさを実感です。

 

ウール、シルクラグのお取り扱いは数十年になる大和屋。

先代社長のころは主に中国段通やペルシャ絨毯。柄織りです。

若い方は聞いたことのない名前かもしれませんが、中国段通もウールラグです。

少しギャベも販売していましたね。

この時代を経て日本のメーカーが企画する手織りや手機織、大阪のカーペットメーカーが作る機械織りの製品など様々な表情のある、よりナチュラルな物へと取り扱い商品も変化をしてきました。

どの時代にもお客様の生活を支える物としてラグをご提案しています

小さな子どもがいるから、ペットがいるから汚すからと言う理由でウールラグを諦めている方が多いのではないでしょうか?

化繊のラグはホコリを吸い、耐久性もさほどありません。もちろん汚れだって付きやすいです。

買った時が一番いい状態で捨てられるのを待つ。ここにお金を頂くわけにはいきません。

大和屋がウールにこだわる訳は買った時以上に可愛がって頂ける物だからです。

使っていて汚れない訳ではありません。お家で洗濯もできません。

洗濯はできなくても水拭きはできます。クリーニングにもだせますし、

湿度の高い時には部屋の湿度調整をしてくれます。嫌なホコリもたちません。

家具も育てる時代。ラグも見栄えではなく素材の持つ特徴をいかしたサスティナブルな物へと変化しています。

ラグに寝転びながら羊の毛を刈り洗い選別、糸になり織られる工程を想像することがあります。

丁寧に作られた物を大切に使う、そしてお客様に伝え、その物を使って頂くことで

お客様の生活が豊な物になっていく。そんなお手伝いが仕事です。

自分達がいいと思える物の説明は自然と力がはいるものです。

今回は私の生活になくてはならないウールラグについてですが、

次回から2回に渡り、お取り扱いラグを深堀し、魅力を書こうと思っています。

ウール大好き!!

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