雑貨の読み物
バイヤー日記

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木と共に暮らす【3】

こんにちは大和屋家具店の岡井です。今回で3回目の「木と暮らす」ブログ。11日から始まった一枚板展に合わせてこのブログを書いているのですが、お盆休みを利用して遠方からお越しの初めてご来店されるお客様、以前お買い物をして頂いて久しぶりに遊びに来て頂いたお客様と楽しい時間を過ごしています。いつもは奥様だけでのご来店の方のはじめましての素敵な旦那様との対面など本当に暑い中有難うございます。笑い声のたえない毎日で幸せです。

今回はご紹介しきれていなかった飛騨高山の木と暮らしの製作所さんの素敵な時計をご紹介です。

これはホームページにも掲載されている言葉なのですが、私、この文章を目にしたときにうん!うん!とうなずいていました。「木は二度生きる」と言う言葉。植物として過ごす一生。物として生まれ変わり過ごす一生。

50年以上もの長い時を暮らしてきた年輪に今を刻む時計の針が二つの時を結ぶ。こんな事考えた事がありませんでした。飛騨の土地を離れ生き続ける時計を見つめ、どんな子だったのだろう?同じ木で作られた別の子はどこに行ったのか?なんて思いを巡らせています。癒しの時間です。

時計はすべて細めの木が使われ、木の皮に近いみみと呼ばれる傾斜がかかった部分が付いています。よりリアルな板です。厚み30㎜大きさ30㎝近くあります。文字はレーザーによって焼かれており、浮かび上がって見えます。

遠くからも良く見え、時計としての機能をはたしています。

大きな家具にはなれないけれど森で長い年月育ってきた木達。余すところなく使ってあげたいとの思いに共感です。一枚一枚がオンリーワン。同じものはないのです。物との出会いは人との出会いに似ている所があります。いい物との出会いは自分を豊かにし、より潤いのある生活につながります。

毎日の生活に欠かすことのできない時を刻む時計。

大切に選びたいものです。

木と暮らしの製作所さんは飛騨の山から伐採された木々の行く末を考え物作りをしています。当たり前のように捨てられてしまう物も素敵によみがえらすことの出来る温かい人達が集まるこんな工房とのお付き合いの中からも学びがあります。大和屋はいいメーカー、職人さんとの出会いで成り立っています。作り手とお客様の架け橋にとの思いで物の販売をしています。

又いろいろと素敵な物をご紹介していきますね!!

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