雑貨の読み物
新商品紹介

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ぽってりフォルムが愛らしい、国産木でつくる木の器

石川県にある山中温泉。そこからさらに山の奥へと入った場所で作られる木の器があります。
器を作るのは「白鷺木工」3代にわたり伝統工芸の山中漆器をはじめ、木の器を作り続けています。ろくろとかんなを使い分けて木を挽き、漆を塗っては拭き取る様々な工程を経て出来上がる山中漆器。その中でも白鷺木工は原木の仕入れから木取り、加工、仕上げまですべての工程を自社で行い、伝統を受け継ぎながら、どの世代にも響く器を作っている素敵な工房です。

透明感のある漆が美しい、しらさぎ椀「sakura」

透明感のある漆が美しい、しらさぎ椀「sakura」

あたたかみのあるぽってりとしたフォルム。木目のきれいな桜の木を使い、木目を残しつつ、漆を塗っては拭き取る作業を繰り返す「拭き漆」の技法を使い、木に少しづつ漆を染み込ませていきます。柔らかな透明感のある赤や黒の色はこうして生まれます。ナチュラル色はウレタン塗料を塗り、よりカジュアルに使っていただけるように仕上げてあります。

独特のマットな質感、しらさぎ椀「sibo」

独特のマットな質感、しらさぎ椀「sibo」

ざらっとした触感とマットな色味が特徴のsiboシリーズ。
表面には職人が漆をひとつひとつたたき塗りをすることで独特の手触りに仕上げてあります。この絶妙の色合いは経年変化で少しづつ味わい深くなるのも魅力のひとつ。siboはこれも伝統技法のひとつ、絞漆(しぼうるし)で仕上げられています。卵白やゼラチンなどたんぱく質を混ぜることで漆に粘りが出てより強く、また表面の凹凸が滑り止めにもなるなど実用性にも優れています。
一般的には卵白が使われるのですが、siboは白鷺木工の近所にあるとうふ店のとうふが使われています。このなんとも言えないしっとりとした肌触りは確かにとうふっぽい、なるほどと思える組み合わせです。
伝統を受け継ぎながら新しい試みを取り入れ作られる木の器。ぜひ食卓の道具として使ってみたい逸品です。

白鷺木工 欅のさぶろく椀と桜のそば猪口が仲間入り

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