皆さん、こんにちは。愛知県半田市の大和屋家具店淺井です。先日、書いた一枚板の仕入れの続きで、徳島が誇る椅子のスペシャリスト　『宮崎椅子製作所』さんにもお邪魔させていただきました。

宮崎椅子製作所さんは、その昔は、地場産業である鏡台の椅子を専門に作っていた椅子屋さんでして、時代は変わり、鏡台の椅子を作成するにあたり得た高い技術力を背景に新たなものづくりにチャレンジしているメーカーさんです。私も大好きなメーカーさんのひとつなんですが、今回は、新作発表会なるものに初めて参加させていただきました。

私たちは、日々、家具を販売していますが、造り手さんの生の話を聞くことってとても貴重なんです。何にこだわって作っていて、作る時にどんな苦労をしたのか？　

そんな話を聞いているうちに、またまた、家具のおもしろさや深さに感動した次第です。造り手はお客様が使うのを意識して細かなところまで、何度も何度も試作します。それは、わが子を生み出すように丁寧に丁寧に…。

それは、使い勝手だったり、デザインだったりするわけですが、生み出す上で何を考えていたのか？そんな話を生で聞くことで、合点がいくことがたくさんありました。

そして、今回、この話を聞いて深く考えさせられたのが、実際のお客様にどれだけ作家さんの想いが届いているのか？　これは、私たちもきっちりと伝えていかなくてはいけないという事です。

宮崎椅子さんの椅子の中には、普通見ただけではわからない一手間（ひとてま）が所どころにあります。敢えてなぜそうしたのか？　私もびっくりしたこだわりを皆さんにも少しでも多くお伝えしていきたいと考えています。

家具は、一度、ご購入すると本当に長くお使いいただけます。大切にお使いするからこそ、愛着が湧き自分色に馴染んでいきます。だからこそ、細部にこだわって作っている…

本当に感動の新作発表会でした。皆さんもいい家具に出会いにぜひご来店いただければと思っています。