モノづくりに真摯に向き合う日進木工
2024.11.04
家具のこと
皆さん、こんにちは。大和屋家具店の浅井です。
つい、先日飛騨高山の展示会の報告を行いましたが、本日は、そのひだのメーカーさんの中でも代表的な日進木工さんの話をさせていただきたいと思います。
1946年飛騨高山にて創業。『インテリアの主役は「人」である、人が心地よく過ごしてこそ空間は彩りを増す』との理念のもと、1963年には時代に先駆け北欧を視察し、そこから学んだデザインエッセンスと飛騨匠の伝統技法を見事に融合させ、堅牢かつ機能美にあふれた家具を誕生させました。
その創業以来の精神は今なお、丸太から仕入れて製材(木取り等で木材をより深く知ることが出来る)や、角ホゾ木組み(繊細なパーツでも十分な強度が保てる接合方法)といった形で、脈々と受け継がれています。
ですので、日進木工さんの家具は昔から、洗練された細いデザインの家具が多かったです。細いデザインを維持しながらも強度も担保する家具を創業以来ずーと追い求めてきたのが日進木工さん。
その材料へのこだわり、組みの技術は高く、北欧デザインや和モダンの家具も非常に合わせやすく大和屋家具店でも人気のメーカーです。
乾燥板材を仕入れて製材や、丸ホゾ木組み制作なら時間もコストも大幅にカットできます。
しかし効率化だけを優先するのではない真摯な家具造りは、人が主役との理念からもたらされる日進木工の強みではないでしょうか。
ものの溢れている時代、フェアトレード商品や有機農法野菜などそこに携わる人の正直さに共感する価値観は、多くの人に認知されるようになりました。日進木工の製品から感じる「正しさ」は使う人の心にも響くのではないでしょうか。
どこから見ても美しいデザイン。長く使う家具だからこそディテイルにこだわります。
Formsはシンプルモダン。個性はあるが奇は狙わず、どこから見ても美しく飽きの来ないデザイン。実はダイニングテーブル(Lタイプ)は個人的に購入候補の一枚です。
余談ですが、興味本意でFormsはどなたのデザインか聞いてみたところ、なんと日進木工開発部部長さんとの事。ただこの方業界では有名な方で、職人・モデラー・更にデザイナーと、木工を知り尽くしたスペシャリスト。故にこれほど繊細なデザインで製品化出来るのだと納得しました。
凛とした色気のあるシルエットのFormsシリーズ、一度は見て頂きたい家具です。
持っていただくとその軽さにまず驚きます。座っていただくとその座り心地に2度、驚きます。
背当たりのよさ、座面の弾力性など1度、座っていただくと病みつきになるチェア。
後ろ足の継ぎが特徴的奈丸座チェア。樹種も2材種から選べ、座面も板座も選択可能です。
飛騨の匠の組みの技術を家具に取り込み、デザイン性と座り心地を追求した日進木工さん。
お店にも多数展示がありますので、是非ご来店いただき、そのモノづくりに触れ合っていただければと思います。
飛騨高山の真ん中を流れる宮川。その宮川沿いの朝市は外国人の観光客でいっぱいでした。
2024年11月2日(土)より12月1日(日)まで『インテリア無料相談会』を行います。ご新築の方、リフォームの方、新たに模様替えを考えの方は、お図面をお持ちの上、ご来店いただきますとより具体的なご提案をさせていただきます。また期間中にご購入のお客様には、特典もご用意しておりますので、お気軽にご来店ください。