衣類を専用に入れるチェスト
2024.12.24
大和屋家具店の浅井です。
最近、めっきり寒くなってきて、服の入れ替えを行い感じましたことですが『このセーター何年着てるのだろう?』と(笑)
10年も同じセーターを着れるのには、もちろんセーター品質も関係あるとは思いますが、箪笥にも秘密があることを皆さんご存知ですか?
今回、そんな箪笥の秘密について、少し書いていこうと思います。
こちらは、九州の箪笥メーカーさんに作っていただいています。衣類を守るのに適している桐材を使用しており、これがセーターを守ってくれているともいえます。
今回ご紹介の桐材を使ったクローゼット用チェストです。
桐材は衣類を守る要素が多数含まれています。
・防虫効果が高い(天然のため100%ではありません)
・熱に強い
・湿度を調整する力がすごい!
・木材の狂いが少ない
など箪笥の内部に使うに納得する木材です。
四季のある日本の気候で、昔から衣類をしまう為に桐ダンスが使われているのはそんな理由からです。
ただ適度な気密性を実現する為には職人技が必要で、仕上げは一段一段カンナで微調整しながら高い精度で差し込んでいきます。
外見からは分かりませんが、量産品には出来ない価値の違いを知っていただければと思います。
クローゼット収納を想定して作られている為、選べるサイズが豊富なのもうれしいですね。
横幅 5タイプ ( 39 / 49 / 59 / 69 / 79 )cm
高さ 4タイプ ( 2段41cm / 3段58cm / 4段76cm / 5段93cm )
奥行き 2タイプ ( 44cm / 55cm)
カラー 3色 ( ホワイト / オーク / ウォールナット )
フラットな底板
気密性を高める為の、フラットな引き出し底板も5m厚の桐心材を使用しています。壊れにくいベタ底は引き出しの開閉もスムーズです。
また、総地板仕様(地板が奥の壁板まである構造)なので、機密が高く、本体の強度も高く、衣類が擦れにくいので傷みにくい構造になっています。
レールは敢えて付けていません
「スライドレールがないよりあった方が良い」と思っている人が多いと思いますが、高級な婚礼タンスや桐タンスを見ていただければ明らかで、ガタツキが無く「精度が高い」引き出しの作り方をされているタンスは、スライドレールなど無くても引き出しはスムーズに開閉でき、隙間がなく密閉度がより高いため、桐材の調湿効果が存分に発揮できます。(即ち押入れに向いています)