
オーク材とウォールナット材、どっち?人気の樹種をあなたはどう選びますか?
2025.10.10
お役立ち情報, 家具のこと
みなさん、こんにちは。大和屋家具店の淺井です。つい最近まで、猛暑だったのがうそのように朝晩冷え込んでまいりました。過ごしやすいといえば、過ごしやすいですが、油断は大敵です。体調を崩す原因になりますので、気を付けてください。
さて、今日は、新居に家具を入れる時に誰もが一度は悩む『オークとウォールナット、どちらにしよう』という問題を取り上げてみたいと思います。オーク材もウォールナット材もどちらも古くからよく使われている人気の樹種で、見た目の印象も大きく異なります。本日は、素材を扱う専門店の視点から分かりやすく解説します!
●オーク(ナラ材)の特徴

オークは明るくナチュラルな色合いが特徴の広葉樹。
木目がはっきり、くっきりしており、力強さと優しさを併せ持つ印象です。
家具や床材として非常に人気が高く、北欧・ナチュラルテイストの空間にぴったり。
また、材料としても、
硬く丈夫で耐久性にも優れており、「長く使う家具」に向いています。
また、経年変化によって黄味がかった深い飴色に変化するのも魅力です。
●ウォールナット材の特徴

ウォールナットはマホガニ、チークと並ぶ世界三大銘木のひとつ。
独特の深いブラウンと滑らかな木目が高級感を醸し出します。
家具やフローリングに使うと、空間が一気に落ち着いた雰囲気に。
また、光の当たり方によって色味が微妙に変化するため、時間帯によって表情が楽しめます。
経年変化で少しずつ明るくなっていくのも特徴です。
オーク材のインテリア

オークは光を反射しやすく、部屋を明るく広く見せてくれます。テイストで言うならば、北欧、ナチュラル、スカンジナビアなど、広く爽やかに見えるインテリアに適しています。
一方、ウォールナットは光を吸収し、落ち着いた陰影を生み出してくれます。

テイストで言うならばモダン、ヴィンテージ、ホテルライクなどの重厚、シックに見えるインテリアに適しています。部屋全体の印象をどうしたいかで選ぶ木材は変わってきます。
実際に選ぶ時のポイントは?
家具の樹種を選ぶ時、床材と同じ樹種しか頭にない方も多いです。床が明るい場合は、ウォールナットの家具が映えますし、床が逆に濃い場合は、オークを選ぶと明暗のコントラクトがつき、空間が軽やかになります。床と同色もまとまりはできますが、コントラクトを活かしたインテリアもまた素敵です。また、色ではなく樹種で選ぶと色の幅で統一感が生まれやすいです。また、部分的に異素材を混ぜる場合は、共通の要素を意識し、あまり多くの色を使い過ぎないよう注意しましょう。部分的ではなく、全体的に見てどうしたいかを考えたうえで、自分の暮らしや好みに合う『心地よさ』を基準にするとです。それぞれ、天然の木地色であれば経年変化が楽しめますし、年月とともに味わい深くなっていきます。あなたの暮らしに合う木を見つけて『長く使ってなお愛着の湧くホンモノの家具』を探してみてはいかがでしょうか?ぜひ、わたくし共にそのお供をさせて頂ければと思います。