
「失敗しない家具選び」プロが教える“買う前に必ず知っておきたいこと5つ”
2025.11.24
皆さん、こんにちは。大和屋家具店の淺井です。
私は、たまに考え事をする時に、海に行くことがあるんですが、お店からそれこそ、歩いて10分ほどで海が見えます。海と言っても港ですから、そんなに感動的な景色が見えるわけではないのですが、海の大きさを感じながら、自分のちっぽけな悩みを海に聞いてもらっています。(かっこいい~!!)

さて、本日は、最近、お客様からよく聞くのが『家具購入後の後悔です』家具は購入の経験が少なく、先走りや思い込みで買ってしまう事が多いのが事実です。
今回は、日々、お客様の相談を受けているプロの立場から、購入前に知っておくべき5つのポイントをお伝えします。これを押さえるだけで、家具選びの後悔はぐっと減ります。
1、サイズ、色選びは『置く場所』ではなく、『シーン』と『素材』で考える。
家具選びで最も多い失敗は「サイズ」。例えばダイニングテーブル。
置くスペースだけを測って選んでしまうと、イスを引いた時に通れなくなったり、家族が立ち座りしづらかったりと、使いづらさが生まれます。
重要なのは、実際に使う動作までイメージすること。
- イスを引くために必要なスペースは約80〜100cm(椅子の企画により様々です)
- ソファ前のテーブルとの距離は約40cmが快適(あくまでも目安です。ソファの高さによって異なります)
- 通路幅は最低60cm、理想は80cm
この“動線のゆとり”を意識することで、暮らしやすさが一気に変わります。また、椅子の座面の高さも見逃しがちな点です。靴を履いたまま椅子に座って家具を選ぶと靴の厚み分高さに誤差が生じます。気を付けてください。(大和屋家具店では、そのためスリッパで家具を選んでもらっています。)

また、家具の色ではなく、素材で統一感を持たせると違和感を少なくできます。実は木目は、濃淡があり、その分、色の幅があります。色の幅を利用することで後から購入する家具に遊びを持たせることができるのです。
2、素材の違いを知ると長く愛せる家具が選べる。
家具には、無垢材・突板・プリント合板・アイアン・布など、さまざまな素材があります。また、塗装にもウレタン塗装、オイル塗装とあります。
それぞれメリットとデメリットがあり、知っておくと買ってから「思っていたのと違う…」が減ります。
- 無垢材(オイル塗装):経年変化を楽しめる。メンテナンスは必要だか、メンテナンスすることでヴィンテージ感を楽しめます。
- 無垢材(ウレタン塗装):メンテナンスは不要。キズを直すのに工場持ち込みのため、費用高め。
- 突板:見た目は美しく価格を抑えられる。無垢板同様、経年変化を楽しめる。
- プリント:リーズナブル。質感は本物の木より控えめ。
- ファブリックソファ:暖かみがある。汚れ対策が重要。(カバーリングタイプはカバーを洗うことができます)
- レザー:高級感・耐久性が高い。お手入れをすることで、革独自の味わい深さを楽しむことができます。
「何を優先したいか」を考え、暮らしに合う素材を選ぶことが大切です。
3. 実際に“座る・触る・動かす”を必ず体験する

家具は写真だけでは分からない部分が多い商品です。実は、最もお客様から聞く後悔は
『ネットで購入したけど実物が思っていたのと違っていた』です。
とくにソファやダイニングチェアは、座り心地がライフスタイルに直結します。
- 背の高さは合っているか
- 座面の硬さは好きか 素材は何でその座り心地を実現しているのか?
- 肘の高さはちょうどいいか? イスの肘が天板に当たらないか?
- イスがテーブルの脚間に入るか?
- アフターフォローは万全か
- テーブルとの相性はどうか
- 他のインテリアとの相性はどうか
- 大きさのバランスはどうか
- 自分の思い描いているインテリアに近いか
- メンテナンス性はどうか
このあたりは実際に体験し聞いてみないと分かりません。
店頭で「いつもの姿勢」で座ってみて、長時間座るつもりでチェックするのがおすすめです。
4.価格は単純に安い・高いではなく『品質』対『価格』を考慮して選ぶ

家具の購入時に皆さん、予算を割り当てていると思いますが、家具は何年使うかで家具の価値は当然大きく変わってきます。2万円の椅子も2年で捨ててしまったら1年あたり1万円。5万円の椅子も20年使ってもらったら、1年あたり2500円。毎日使う道具だから、いいモノを長く使ってもらいヴィンテージに育ててほしい!その価値感をこの世の中に拡げていきたい! そんな風に思っています。単純に金額の安い、高いではなく、毎日の生活に欠かせないモノだから、長期で考えてるのがおすすめです。
5. “家族の暮らし方”に合わせて選ぶ
最後に一番大切なのは、家具は見た目だけでなく“家族の暮らし”に合わせることです。
- 小さな子どもがいる家庭なら、丸みのある家具やメンテしやすい素材
- 在宅ワークが多い人なら、長時間座っても疲れにくい椅子
- 料理好きの家庭なら、耐久性の高いダイニング天板
- 来客が多い家庭なら、広めのソファや伸長式テーブル
- スペースに限りがあるから回転チェア
「誰が・どのように・どれくらい使うか」を考えることで、後悔のない選び方ができます。
そして、最後にゴールから考えること。自分たちがどんな生活したいか?そんな思いのゴールから逆算して家具も選んで頂くと良いかと思います。
大和屋家具店では、お図面をお持ちのお客様に無料ご相談会を随時行っております。お客様の思いをしっかりと聞かせていただき、ご提案させていただきますので、お気軽にご相談いただければと思います。皆様のご来店、心よりお待ちいたしております。