
20年目のマイチェア
2026.08.24
お役立ち情報, 家具のこと
こんにちは。
大和屋家具店/SOLID知多の藤田です。
最近ですね、私自身、誕生日を迎えて27歳になりました。
26歳と27歳では、なぜか大きな差があるように感じていましたが、27歳になってみても、特に何も変わらないですね(笑)。
ただ、意識は年々変えていかなくてはと思っています。
個人的には、最近「物」に対する見方が変わってきている実感があります。
というのも、めちゃくちゃ愛でるようになりました。
もともと小さい頃から、すべてのものに八百万の神様が宿っていると思って生きてきたので、母が作ってくれた幼稚園の頃のお弁当入れや、姉が小学生の図工で作ってきた紙粘土の星のネックレスなんかも、今もずっと机の中に入っています。
ただ、大和屋家具店に入社してから思うのが、「モノには役割がある」ということ。
大切にしまっておくのも良いですが、ちゃんと使うことが重要なんだなと思うようになりました。
手紙なら、たまに読み返して書き手のことを想ったり。
お弁当入れなら、引っ張り出して旅行のときに化粧品を入れる袋にしたり。
道具として、精一杯使い込みたい。
そんなふうに思うようになりました。
そんな私が、今、一番みなさまに見てほしいものがあるんです。
それがこちら。

私のマイチェア。
こちらの歴史はですね、かなり!!古いです。
やってきたのは、今から20年前。
私が小学校に入学するタイミングで、両親が学習机とともに準備してくれたのが、こちらのチェアでした。
小学一年生の私にはかなり大きな椅子でしたが、「絶対に長く使えるから!」と、座布団を用意してもらいながら使っていました。(両親のセンスにも感嘆です。)
実はこちら、宮崎椅子製作所の「ENNE(エンネ)チェア」。
このチェア自体は現在、廃盤となってしまったシリーズですが、徳島の老舗家具メーカー、宮崎椅子製作所のチェアです。
もちろん、その当時は宮崎椅子製作所のことを知る由もなく、入社してから廃盤のお知らせページを見ていたところ、偶然見つけた次第です。運命を感じました(笑)。(ただ、マイチェアにはシリアルナンバーなどは見つからず……。)
20年前のチェアを、今も良い状態で使えていることを、私はとても誇りに感じています。
お恥ずかしい話ですが、インテリアを生業としながら、これといったメンテナンスをしておりません。
それでも、良い家具は本当に長く使えるんですよね。
それを身をもって感じられたことが、とても嬉しいです。
そして、両親ありがとう……。今も使っています。
そして、このチェアには思い出もたくさん詰まっています。
宿題が終わらず、早起きして学校に行く前に終わらせたこと。
大学のリモート授業を受けたこと。
来客時に、チェアの数を補うために使ったこと。
そして、このチェアを見るたびに、母と父が私のために準備してくれたことへのありがたさを感じます。
そんな温かくて、ときにすっぱめな感情が、このチェアには詰まっています。
長く使えるということは、たくさんの思い出も一緒につくっていけるということ。
使い捨ても、役割としては間違いではないと思います。
ただ、毎日使うものだからこそ、やっぱり精一杯かわいがりたい。
かわいがるためには、なんだかちょっと手間になるくらいが、ちょうどいいのかな、なんて思っています。
だからこそ、当店ではオイル塗装をおすすめしている部分もございます。
家具を使いながら、手をかけて、少しずつ自分のものになっていく。
そんな時間も、家具の楽しみのひとつだと思います。
みなさまのこれからの暮らしが、より豊かな毎日になるように、私たちも全力でお手伝いさせていただきます!!!
当店の家具を通して、「ちょっと手間になる」を「かわいがる」に変えて感じていただけたら、嬉しい限りです。
それでは、次のブログでお会いしましょう!

p.s. ENNE(エンネ)とは、イタリア語で ”N”という意味なんですよ。