毎年秋に飛騨高山で大きな家具やインテリア雑貨の展示会があるんです。個々の会社の展示会場と大きな会館を使って行われているんですが、この展示会で出会った作家さんも沢山いて、新作を見るのも楽しみのひとつ。知り合いの作家さんを紹介してもらったりと、出会いが広がる場所でもあります。いろいろ見ていた中にものすごく目を奪われた木のブローチがあって、それが今村美由紀さんとの出会いでした。飛騨高山は木工の町として有名で、沢山の工房や作家さんがいます。 家具を作った時に出た端材を使い素敵な作品を作る作家さんの一人が今村さんです。

今村さんの作品はベースとなる木を丁寧に削り、形を整えウレタン塗装で色や柄を入れています。その木の大きさや木目に合わせて柄や色をのせていくので、同じものは絶対に出会えないオンリーワンなんです。丁寧に削り磨かれたブローチは何とも言えない肌触り。ついつい触りたくなってしまうほど。

裏にはトネリコワークスの焼印がさりげなく押されています。安価なブローチは金具もボンド付けですが、しっかりビス留めしてある仕事も素敵です。トネリコの木と同じで少しづつ地に足をつけ作品を作りたいと言って、子育てをしながら頑張っている高山の作家さんの作品を半田市で応援し、ファンでいたいと思わせる魅力いっぱいのブローチです。

店頭には10個ほどのブローチの展示がありますが、すべてが一点ものになりますので、写真にアップしたものに出会えるかは分かりません。ぜひ今村さんのブローチを試しに来て下さい。