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無垢材って修理ができるってホント!?

こんにちは。大和屋家具店の店長の浅井です。
今日は、無垢材の別の魅力について少しお話しようと思います。大和屋家具店では無垢材の家具を多く取り扱っております。
木の風合いがなんとも気持ちよくてお客様の中には、木を何度も何度も『なで~なで~』している方もいらっしゃいます。
そんな光景を見ていると小さな子どもを撫でるように優しく触り、木の感触を確認し楽しんでいます。木の持ってる不思議な生命力をテーブルで感じることのできるのも無垢材のテーブルの特徴のひとつです。

無垢材の特徴のひとつに経年変化があります。年月を経るうちに木は、少しずつ変化していきます。ちょうど、人間がすこしずつ大人になっていくように色もすこしずつ変化を重ね風格すら感じるものもあります。簡単に表現できないような重厚感を兼ね備えてすこしずつ味わいのある姿に変わっていきます。

無垢材って修理ができるってホント!?

無垢材の家具の中には自分で修理が可能なものもあります。

無垢材の家具の中には自分で修理が可能なものもあります。

無垢材の家具でオイル塗装のものは、自分で修理をすることも可能です。
オイル塗装は工場ではなく家庭でウエスを使って行える塗装になりますので、小さなキズなどが気になる場合は、自分で修理をすることもできます。
今回の上の写真は、お客様から小さなキズが気になるので修理をお願いされたものです。ちょうど白く囲った中にうっすらと引っかきキズが入っています。
こんな小さなキズが天板の何箇所かに入っていました。

1)まず、サンドペーパーを軽くかけます。

1)まず、サンドペーパーを軽くかけます。

修理前に一度きれいにし、サンドペーパー(#400くらい)を軽く木目に沿ってかけてください。
(木などの硬いものをベースにサンドペーパーを包み込み均等に力を入れるときれいにできますよ。)
削りすぎると表面が凸凹になりますので、やり過ぎない程度にペーパーをかけてください。

2)オイルを塗ります。

2)オイルを塗ります。

キズが目立たなくなったらもう一度きれいに拭き、乾燥後にオイルを薄く塗ります。
充分にオイルが木に浸み込んだ後に乾いたウエスで残ったオイルを拭き取ってください。家具の表面が充分に乾燥するまで放置してください。

まとめ

まとめ

上の写真は修理後の写真になります。ほとんど目立たなくなりました。
作業を行ううえで注意する点としては、サンドペーパーをむきになってかけ過ぎないこと。
サンドペーパーは木の表面を削っていますので、かけ過ぎは表面の凸凹をうむ原因になりますので適度にかけましょう。
また、着色(色をつけた)してある面や無垢ではないものを削ると色落ちや表面の木目の下地が出てくることがあるので、自分の修理しようとしている家具が修理できるものなのか購入元に確認のうえ行うことをオススメします。
また、ウレタン塗装で仕上げたものは、家庭では修理が難しいので、塗装の種類も確認のうえ行ってください。
木の味わいを楽しみながら・・・、場合によっては、自分で修理を繰り返しながら愛着を持って大事に道具を使っていける家具。
そんな家具たちに囲まれてともに成長していける。。。そんな自分の空間って落ち着くし自分の生活になじんでいきます。
そんなスローライフな家具たちをこれからもご紹介していけたと思います。お楽しみに。

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