大和屋家具店の井上です。株式会社杉工場K&K replica seriesから、今回England Garden Tableをご紹介します。

この製品をはじめて見た時、知多半島にも縁があるデザイン活動家・ナガオカケンメイさんの言われている事を思い出しました。人が生活する日常からいつしか自然と生まれてきた道具の形。個性的なシルエットや装飾などは無く、暮らしにすっととけ込むような・・・言うならばデザインされてないデザイン。

国産ヒノキ材を使い、仕上げもウレタン塗装は無く、まず無塗装・オイル仕上げ・柿渋（日本古来の天然成分塗料・有害な化学物質を分解する効果を持っています）と、自分の手でメンテナンスしながら育てていく楽しみを味わっていただき、木のこと塗料のことなど知っていただくきっかけになればとの思いが込められたテーブルです。

世界的に新型コロナウイルス影響で先の見えない不安感が広がる中、時代の転換期と捕らえる方も増えてきています。新しい時代にはSDGs（エスディージーズ・国連の定めた持続可能な開発目標）が世界のスタンダードとなるのではないでしょうか。SDGsは世界をかえるための１７の目標であり、その一つに「つくる責任つかう責任」があります。

責任とありますが、「つくる人のことを思うつかう人のことを思う」そんなちょっとした気使いが大きな価値を生む、他を思いはからう経済活動って素敵ですよね。

このテーブルにもそんな思いが込められている感じがします。