家具の読み物
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ウッドショックから感じた事。

大和屋家具店の井上です。ここ最近、ご来店のお客様からウッドショックについて聞かれることがよくあります。ニュースで連日流れていた為ご存知の方は多いと思いますが、私の認識で簡単にご説明しますと、ウッドショックとは新型コロナウイルスの影響から在宅ワークが日常化したアメリカが発端で、郊外に戸建てを建てる人が急増し木材需要が増え、世界的に木材不足に陥っている状態です。市場原理から価格も高騰している為、建材ではなく良質な木材を使う家具業界にも影響は及んでいます。

この影響は一過性ではあると思いますが、木材の市場価値は年々上がり続けていることから、ウッドショックが落ち着いても上がった家具価格が下がることはないと考えます。

 

しかしながら、ウッドショックっというネーミングはセンセーショナル過ぎる感じがします。情報が多い世の中では発信されることだけでなく、自分自身で思う価値を冷静に見つめる必要があるなと改めて感じました。

 

私たちは今まで当たり前にあった物が無くなると、急に価値が上がったような気がします。価値の捉え方は二通りあり、相対的な価値基準では確かに価値は上がります。しかし絶対的な価値基準で見たとき、価値は同じで変わりがないのです。例えば木材自体は何の変化もしていませんので、それだけで見たとき価値は変化していません。

 

これからの世界では、自分自身の価値基準が大切になってくるのではないでしょうか。

何かと比べての相対的価値だけでなく、絶対性の価値のなかに豊かさが見えてくると思います。

 

大和屋家具店のスタッフは皆、良質な木材で造られた家具の素晴らしさに惚れ込んで、何とかその価値をお伝え出来ればと日々考えております。

ですから今回の出来事でも、やっぱり木の家具はいいなと価値の再認識ができました。

 

 

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