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椅子の修理をご紹介します

愛知県の知多半島は半田市でインテリアショップを運営しております大和屋家具店です。少しずつ日中は暖かくなってきて、外で少しお散歩をするのにとてもいい季節になってきました。知多半島もすこしづつ春の訪れが近づいてくるこの季節、名古屋や近隣の街々から遊びに来る人も多いです。特に最近多いのが、バイクやロードバイク(自転車)で海岸線を一周、景色を楽しみながら一周する方が本当に多いです。ただ、この季節風が強いので、防寒対策と安全運転で楽しいんでいただけたらと思います。ぜひ遊びに来てくださいね。

 

椅子の修理をご紹介します

椅子の修理のご依頼

さて、本日は、先日修理させていただいた椅子のお話をさせていただきたいと思います。
インテリアショップ大和屋家具店では、お客様から修理の依頼をよく受けます。お客様が愛着をもって大切に使っていただいた家具の調子が悪くなってしまった時、修理をしたほうがいいのか?買い換えたほうがいいのか?の相談にのっています。
通常は、自前の修理工房で修理をしますが工房で手に負えないときは、メーカーのほうで修理してもらうこともあります。

今回のお客様は、椅子の張替えと木部の着色、それから一部、椅子がぐらついているものが合ったので、締めなおさせていただきました。
当初お客様は、買い替えを考えていましたが、椅子のほうを見させていただき、とても手の込んだ造りをしており簡単に安い椅子に買い換えてはもったいない椅子でした。
調べてみると1脚50,000円程する椅子でまだ製造しており取替えも可能でしたが、80脚なんとかきれいにしたいということで、予算の都合上、弊社の工房での修理となりました。

その工程を少しではございますが、ご紹介したいと思います。まず、椅子を座面と本体をばらしていき、下の写真のように座面の張布をはがしていきます。これは、とても根気のいる作業ですが、きれいに仕上げるために心をこめて剥がしていきます。

座面剥がし



今回は、このまま昔の風合いを残すため布地のほうを外してからお洗濯しました。椅子の中のウレタンもへたっていましたので、ウレタンを交換しきれいになった張布をタッカーで留めていきます。

座面の仕上げ




次は、木部のほうをきれいにしていきます。下の写真が修理前の写真です。細かなキズが多く、布字も汚れていて座面もぺちゃんこでした。中には、少しグラグラしている椅子もあり 締めなおしを行いました。このような椅子を修理にかけていきます。

修理前



まず下の写真のように椅子の塗装のトップコートをしっかりと研磨して剥離していきます。これもかなり根気のいる仕事ですが、研磨をしっかりしないときれいな仕上げになりませんので、根気よく時間をかけて研磨していきます。

修理前



その後、木部をスピーディーに着色し、すばやくウエスでワイピングを拭き取っていきます。拭き残しがないようにきれいに拭き取りしっかりと乾燥させます。

ワイピング



その後、2度ウレタンサンディング吹きを行い研磨、乾燥を繰り返して色を調整して時間をかけて仕上げていきます。

乾燥



最後に仕上げのフラット仕上げで色が動かないようにして仕上げていきます。

仕上がり



まとめ

古い家具は古い家具なりに味わいがあります。味わいを大切にし修理しながら使い込んでいただけるのは、家具屋としてもうれしいものです。
これからも大事に使っていただけたらと思います。ありがとうございました。
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