愛知県高浜市C様邸
ウォールナットの木目はウォールナット独特の落ち着いた木目、深い色合いが特徴で、ウォールナットにしか出せない高級感、重厚感を演出します。また、日中のお部屋の明るい時間帯のウォールナットのブラウン色は、優しい木目のナチュラル感を演出してくれます。ソファは、座り心地を重視して背もたれも高いがっちりしたものを選びましたが、お部屋の壁面に設置してソファの大きさを感じさせない置きかたに注意しました。また、窓の高さにソファが掛からないようにも注意しました。
テレビボード・リビングテーブルもウォールナット材を使用しています。テレビボードの前板も敢えて、色の遠いウォールナット材を用いてナチュラル感を出しています。ウォールナットのブラウンは天然の木の色そのものです。なので、無垢材の場合どうしても色がバラバラになります。商品にする場合、できるだけ色に近い材を選ぶか補色して色を保ちますが、敢えて違いを活かしてナチュラル感を出しています。
天板のウォールナット材は、グラデーションが美しく、さざ波のような縮み杢も所々に入ってきれいです。これも天然木である以上、必ず入るわけではありませんが、ウォールナット特有の洗礼された木目が特徴のダイニングテーブルです。ウォールナットは経年変化といって、時間の経過とともに光沢を増すように徐々に明るく飴色に変化していきます。
最後に…
ウォールナット材の時間の経過とともに増す風合いと存在感をより引き出すために、敢えて明るい床材に合わせてみました。お部屋のイメージ造りにおいて、床の色より家具の色が濃いと高級感が増してきます。ただ、ウォールナットの場合、時間の経過とともに光沢を増し艶やかに成りますのでより時間の経過を感じるように仕上がってきます。ウォールナットの特徴を活かしたコーディネイトだったと思います。参考にしてみてください。
本日ご紹介させていただくのは、明るいメープルの床材と落ち着きのある家具との納品事例をご紹介させていただきます。明るい床材で腰窓や明かり採りの窓などがたくさんある日当たりの良いお部屋というとどうしても明るい木の木目の家具をイメージされますが、今回は家具は少し落ち着きのあるウォールナットの家具をチョイスいたしました。