本日ご紹介させていただくのは、愛知県高浜市のＳ様邸。木目調の明るい床材にホワイトの壁で開放感のあるリビング・ダイニングに家具を納めさせていただきました。今回は、開放感を活かしつつも少し落ち着いた雰囲気にするために、今、人気のあるレトロ調のソファセットを中心にインテリアを組みたてました。木フレーム・座面がブラックのレザー調のソファは、高度経済成長下の日本で非常に人気のあったシリーズで、素朴でありながらも存在感があり、それでいて主張しすぎない非常に合わせやすいインテリアです。

今回のお宅はリビングとダイニングが一体型でありながら、ダイニングスペースが決められている間取りです。写真を撮っている側が玄関口で、左にリビングを見ながらダイニングスペースにいきます。このような間取りで、ソファが大きすぎる、または、ボリュームがありすぎるとダイニングへの導線が確保できず、無駄な動きは増えてしまいます。そのため、敢えてソファは目の通りやすい木フレームのコンパクトのソファで導線を確保しました。

ソファはカリモクのレトロ調のソファを選びました。コンパクトでソファの背もたれの厚みも薄いので、スペースをなるべく広く取りたい場合にぴったりいきます。ソファがコンパクトなため、アクセントラグを敷かせていただきました。どうしても床の色が多く占めるためアクセントラグを敷き空間を引き締めました。

ダイニングスペースはシンプルにＴＯＣＣＯシリーズを選びました。カバーリングの回転チェアとベンチの組合せで脚のデザインがシャープです。奥行きのやや細めのダイニングテーブルは、お部屋を開放的に魅せ圧迫感を軽減してくれます。また、サイアムマホガニー材の無垢材を贅沢に使用したダイニングセットはお部屋に優しい空気を醸し出してくれます。