大和屋家具店では、ベッドも販売していますが、『人間の眠りの質をあげるものがベッドである』という基本理念のもと日々アドバイスを行っています。睡眠には、大きく分けてノンレム睡眠とレム睡眠にわけることができます。皆さんも一度は、聞いたことがある言葉ではないでしょうか?
家具の選び方
レム睡眠とノンレム睡眠
レム睡眠とノンレム睡眠の役割
レム(REM)とは、Rapid Eye Movement の略で直訳すると 『速いスピードで眼が動いている状態』を意味し、ノンレム睡眠はその逆つまり『速いスピードで眼が動いていない状態』を意味します。
レム睡眠中は、まぶたの下で眼球がキョロキョロ動く現象がみられるためにこのように呼ばれているようですが、理由はまだわかっていないようです。
人間は、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返しそれぞれ役割があります。
レム睡眠(浅い眠り)時は、脳は完全に休んでいませんが、筋肉はおもいっきり休んでいます。また、逆にノンレム睡眠(深い眠り)時は、脳が休息し、筋肉は少し緊張した状態になっています。
理想の眠りを手に入れるために
健全な睡眠リズムであれば、レム睡眠(浅い眠り)はそれほど多くなく約2割ほどと言われています。
一般的に、レム睡眠時に寝返りを打つ場合が多く、寝返りがスムーズにできるというのもよいベッドの条件のひとつになります。
寝ることは、身体の重い部分を圧迫しますので、適度の寝返りを打つことは、からだ全体の血行を促進し、筋肉の疲労を回復させているといわれています。
眠りが浅いタイミングで寝返りを打つことが多いので、寝返りがうまく打てないとからだに余計な力が必要となり、脳が覚醒しまうことがあります。
ベッド選びの際、ゴロゴロと寝返りを打ってみてスムーズに寝返りができるか?は必ずチェックする項目になります。
低反発素材を多く使用しているマットレスの中には、体圧分散には優れていますが、寝返りが打ちにくいものも中にはあります。寝返りチェックを是非してみてください。
睡眠のメカニズムを理解することは、良い睡眠を手に入れるうえで重要な要素であるといえるでしょう。
朝起きて頭がボーとしているというかたは、睡眠のメカニズムから眠りを見直してみてはいかがでしょうか?